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心と気分

選択のポイント

centered space 創業者アクセプタンス&コミットメント・セラピーにもとづく読了 6 分

つらい瞬間はどれも、実はいつも同じ瞬間のくり返しです。分かれ道。すでに一方の道を進んでしまう前に、その分かれ道に気づくためのシンプルな方法です。

短い答え

選択のポイントは、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)のツールです。つらい考えや感情が現れたとき、「フック」されて離れる動き(望む人生から遠ざかる何か)をするか、「フックを外して」向かう動き(望む方向へ近づく何か)をするか、選べます。考えや感情が先に消える必要はありません。方向を選ぶ前に、その分かれ道に気づくだけでいいのです。

すべてのつらい瞬間の下にある、ひとつの瞬間

感情をぶつける、麻痺させる、心を閉ざす、避ける — つらいパターンのほとんどは、同じ流れに行き着きます。むずかしい何か(考え、感情、衝動)が現れて、それから逃げようと反応する。心理学者ラス・ハリスが開発した選択のポイントは、その流れをまさに起きている瞬間に、はっきり見えるようにする方法です。自動的に反応しなくなるように。

フックされる vs フックが外れる

その瞬間を分かれ道として思い浮かべてください。片方はフックされた状態。考えや感情がハンドルを握り、なりたい自分から「離れる動き」をしてしまいます。大切な人につい強く当たる。感覚を麻痺させるためにスクロールし続ける。むずかしい会話を避ける。

もう片方はフックが外れた状態。考えや感情はまだそこにあり、消える必要はありませんが、もう運転席にはいません。ここからなら、小さな「向かう動き」ができます。話す前のひと呼吸。その場にとどまること。心を閉ざす代わりに手を伸ばすこと。

フックが外れているというのは、動じないという意味ではありません。ハンドルを取り戻した、という意味です。

その瞬間に、どう使うか

  1. 分かれ道にいることに気づく。むずかしい何かがちょうど現れた。それが合図で、まだ解決すべき問題ではなく、ただ気づく瞬間です。
  2. フックに名前をつける。何が自分を引っ張っているのか。怒り、恥、消えてしまいたい衝動。名づけると、少し握りがゆるみます。
  3. 今、離れる動きは何かを問う。正直に。自動操縦なら何をするか。
  4. 代わりに、向かう動きは何かを問う。大きい必要はありません。ひと呼吸。やさしい一言。あと5秒だけその場にとどまる。
  5. 小さな向かう動きを選ぶ。それだけです。瞬間すべてを直す必要はなく、今のこのひとつの選択だけでいいのです。

いつも気づけるわけではない

離れる道をすでに進んでから、分かれ道に気づく日もあります。それは失敗ではなく、練習そのものです。少しずつでも早く気づけるようになるたび、分かれ道は見えやすくなっていきます。

向かう動きの例

必要になる前に、いくつか用意しておくと助けになります。選択のポイントの瞬間と相性の良いもの:

離れる動きに見えない、離れる動き

感情をぶつける、依存物質に頼るといったわかりやすいものは、あとから見れば見つけやすいものです。もっと静かなものは、反応というより、その場では合理的な選択に見えるので、気づきにくいものです。必要以上に自分を説明しすぎる。気まずい会話を終わらせたいだけで、やりたくないことに同意する。実際に何が問題かを言わず、ただ黙り込む。何も感じる余地がないくらい忙しくし続ける。つらい感情が現れた瞬間にスマホに手を伸ばす。どれもドラマチックには見えません。それでも、すべて考えや感情が運転している状態です。

フックされていると分かっていても外せないとき

分かれ道に名前をつけるだけでは足りないこともあります。フックが強すぎて、何が起きているか正確にわかっていても、ハンドルを取り戻せないことがあります。それはツールが失敗したサインではありません。フックを外すには、まず体の助けが必要なことが多く、これほど強い考えは、考えるだけでは解けないことがあります。冷たい水、体を動かすこと、長い呼気など、体を使う何かが、選択のポイントをまた使える状態まで、握りをゆるめてくれます。ひとつの動作ではなく、二つの別々のステップとして考えてください。まず体を落ち着かせ、それから動きを選ぶ。

分かれ道に、もっと早く気づく。

centered spaceの道具は、まさにこの瞬間のために作られています。フックを外して、次の動きを選ぶための、小さく速い方法。

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よくある質問

選択のポイントとは何ですか。

心理学者ラス・ハリスが開発した、ACTの視覚的なツールです。つらい瞬間を分かれ道として描きます。つらい考えや感情に「フック」されて「離れる動き」(望む人生から遠ざかる何か)をするか、「フックを外して」「向かう動き」(自分の価値観に近づく何か)をするか。

「フックされる」とはどういう意味ですか。

考えや感情がハンドルを握った状態で、選ぶのではなく自動的に反応することです。「フックが外れた」状態でも、考えや感情そのものが消えるわけではありません。ただ、それが次の行動を支配しなくなる、という意味です。

離れる動きと向かう動きの違いは何ですか。

離れる動きは、なりたい自分から遠ざけるすべてのことです。回避、麻痺させる、感情をぶつける、孤立するなど。向かう動きは、たとえ小さくても、自分の価値観に近づけることです。一呼吸、やさしい一言、誰かに手を伸ばすこと、その場にとどまることなど。

フックされているとわかっていても外せないときは。

それはツールが失敗したサインではなく、多くの場合、心が選ぶ前に体の助けが必要だというサインです。冷たい水、体を動かすこと、長い呼気など、体を使う何かが、選択のポイントを再び使える状態まで握りをゆるめてくれます。まず体を落ち着かせ、それから動きを選んでください。

これは医療上の助言ではありません。一般的な情報提供であり、セラピーではありません。危機的な状況にある、または自分を傷つけることを考えているときは、今すぐお住まいの地域の緊急連絡先や相談窓口にご連絡ください。

出典

  1. Harris, R.: ACT Made Simple; the Choice Point model(Ann Baileyとの共同開発).(英語)
  2. Villatte, M. et al. (2021). The Choice Point model with inpatient substance use populations: a pilot study. Journal of Contextual Behavioral Science.(英語)